酒田南高校(2月入試)数学解説

2月4日に酒田南高校2月入試が行われ、2月10日に合格発表が行われました。

受験した皆さん、おつかれさまでした。そして、合格おめでとうございます!

公立高校併願者の皆さんは、3月10日に向けて頑張りましょう。

受験した学院生からは、「数学の図形が難しかった」との声がありましたので、

「数学」第8問について解説したいと思います。

図のように、直角二等辺△ABCにおいて、ACの中点をM、BをMと重なるように折り返したときの折り目をDEとします。

AC=8のとき、

(1)∠ACBの大きさを求める。

仮定より△ABCは直角二等辺△なので、∠ACBは45度ですね。

(2)BCの長さを求める。

△ABCは直角二等辺△なので、辺の比は1:1:√2ですね。

だから、AC:BC=1:√2、8:BC=1:√2、BC=8√2

(3)MNの長さを求める。

△MNCは直角△で、∠MCNの角度は45度、∠NMCも45度になります。

よって、この△も辺の比は1:1:√2です。MC:MN=√2:1、4:MN=√2:1、√2MN=4、MN=2√2

ここまでは、できていてほしいな…。そして、(4)が難しい。

(4)MEの長さを求める。

MEは折り返す前はもともとBEです。だから、ME=BE=Xとおきます。

(3)のMNと同様に、NCも2√2です。

直角△MENに着目すると、ME=X、MN=2√2、

EN=BC-(BE+NC)より、EN=8√2-(X+2√2)=6√2-X となります。

直角△MENにおいて三平方の定理より、

ME2=MN2+EN2 ※2は二乗

X2=2√22+(6√2-X)2の二次方程式を解くと、X=3分の10√2になります。

よって、ME=3分の10√2

(5)△MECの面積を求める。

底辺が、EC=EN+NC=(6√2-3分の10√2)+2√2=3分の16√2

高さが、MN=2√2なので、

△MEC=3分の16√2×2√2÷2=3分の32

以上です。

考えるポイントは、

① 折り返した辺や角は、もとの辺や角と同じ

② 辺の長さを求めるときは、大きいものから小さいものを引く。これは、面積を求めるときもつかえるよ。

3月10日、がんばってね!