成績を上げるために必要なことは?

<成績を上げるために必要なことは?>

 

成績をどうやって上げたらいいの?

 

生徒からも、保護者の方からも、よく質問されることです。

 

もちろん、各教科・各科目それぞれに、基本的な学習の仕方があり、マニュアル的なやり方が存在します。

そもそも、学校での学習は、将来社会に出たときに困らないようにする土台となるものです。

ですから、一般的なこと、客観的なことを、

やさしい言葉で言うならば、誰にでも当てはまること、誰にでもやれそうなこと、誰にでもやれてほしいこと、そんな内容を学習内容に選んでいるわけです。

ということは、それを習得するための学習方法も、一般的で客観的であるはずで、

マニュアル的な学習方法で、成績が向上することが多いわけです。

(マニュアル的な学習方法に関しては、他の回に譲ることにします。)

 

ところが、実際にはマニュアル的な学習方法で、思うような結果が出ないことが少なくありません。

そのため、「成績をどうやって上げたらいいの?」という質問が絶えることがなく、

また私たちが専門家として子どもたちや保護者の方をサポートする場面が生じるわけです。

 

では、なぜ同じ結果が出ないのでしょうか?

理由は、マニュアル的な学習方法をどれだけ生かすことができるかという基礎能力が違うからです。

基礎学力も基礎学力はいうまでもなく重要ですが、それ以上に土台となる基礎能力が人それぞれ違うからなのです。

それはその人その人の個性といってよいものかもしれません。

たとえば、集中力の高さ、集中力の持続力(スタミナ)、スピード、ていねいさ、緻密さ、論理的に考えようとする習慣、

新しいことを知りたいという探求心、習ったことを使ってみようとする積極性・好奇心、といったようなもの。

これらは、勉強に限らず何かを習得するときの土台となるもので、一朝一夕で身につくものではありません。

それこそ生まれた時からの環境、その人の経験や興味関心。

思ったり感じたりしたことなどに大きく影響を受けて形成されるものです。

その意味では、まさしく個性の一部です。

ということは、成績の向上、学習方法の改善は、学習の効率をあげていくのに関わっているその人の性質や傾向性、得意・不得意といった個性を、具体的に考える必要があるのです。

 

私たち学習塾の役割の一つは一人ひとりの個性をこまやかに理解して、その個性を武器とした学習方法をアドバイスして成長を支えることだと考えます。

(R03・11・3)

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