同じ「こと」を繰り返すのか、同じ「もの」を繰り返すのか?
同じ「こと」を繰り返すというのは、
漫然と、ひたすら同じ工程を繰り返すこと
を言います。
例えば、過去問集やテキストを、
何にも考えないで、ただひたすら繰り返し
ていくというような行動です。
同じ「もの」を繰り返すとは、同じ「もの」
から新たな発見を見出そうと、試行錯誤する
工程を言います。
例えば、過去問一つ取ってみても、「この問題のキーワードは、
どこにするとよりコンパクトになるかな。」とか、
「この問題は、どういう意味なんだろう。
意味を考えて、なんとか記憶を保持できるようにならないかな。」とか、
「うーん、ここを一刀両断出来るような大きな考え方はないかな。」など
を考え続けていくような行動です。
色々なことを考えながら、自分の頭に引きつけ
ていく勉強ですね。
これをやろうとすると、過去問とテキスト
以外に手を出す「余裕」がなくなります。
同じ「もの」を常に新しい目線で見ていかな
ければならないからです。
もう過去問集やテキストから吸収することは
なくなった。新しい発見なんかない。と思った
ところから、自分の限界が確定します。
そういう限界を勝手に作るから、手を広げたく
なるし、成長も止まってしまうのです。
過去問・テキストを読む
↓
前回よりも、もっとコンパクトに理解する方法や考え方を発見するために一生懸命読む
↓
他に手を広げる余裕がない
↓
そのまま本試験日が来てしまった
↓
完全ではないのに合格した
これが、一番良いループです。
過去問・テキストを読む
↓
ほぼ覚えられたから、新しい「もの」をやろうとする
↓
どんどん手を広げる
↓
消化不良が起きる
↓
本試験で混乱する
↓
不合格になる
というループが一番まずいです。
で、ここでよくあるご相談が、
「それでは、同じものから新しい発見をする
ためには、どういう勉強をすればいいですか
?」というものです。
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