七夕ですね。

文化センターの七夕の飾り↑

今日は七夕ですね。「シチセキ」と書いて「タナバタ」と読ませます。

なぜ「たなばた」と読ませるのか?

まずは七夕の由来から。現在の七夕は、いくつかの伝説や行事が複合されて出来上がったものです。源流となったものをあげると

  1. 織女星と牽牛星の星伝説(中国からの輸入品)
  2. 女子の手芸上達を祈る乞巧奠の行事(中国からの輸入品)
  3. 祖霊を祭る「棚機つ女(たなばたつめ)」の行事(日本の国産品)

と言われています。
1の星伝説はあまりに有名。「天帝の娘、織女と牛飼の牽牛夫婦があまりに仲がよく、仕事をしなくなったので天の川で隔てて別居させ、年に1度だけあうことを許した」と言うもの。人(神)権蹂躙も甚だしい伝説ではあるが、地上の人間にとっては人ごとなので「美しい悲話」として受け入れられてきた。

2に関しては、天上で機(はた)を織る織女は女子の手芸の神様でもあることから、これに祈ることで手芸(裁縫や習字、和歌なども含まれる)の上達を祈った行事。織女星が昇るころ、供え物や和歌を詠んだ短冊などを捧げた行事とか。

3については、先祖の霊を祭るため、機織りをして織りあがった布を祖先の霊に捧げる行事が古来からあった。このとき先祖に捧げる布を織る女性を「棚機つ女」と読んだことから、「たなばた」の呼び名が生まれた。
「棚機」に関しては、「機」で織った布を「棚」に載せて捧げたからとも、当時の機織り機は、棚型の機であったことから「棚機」だとも言われています。

さて、七夕に関連して「漢字」の上手な覚え方を紹介したいと思います。

例えば、スタンダードな方法として漢字ドリルがあります。漢字ドリルで何回も書いて覚えるときに一工夫してほしいことがあります。

同じ漢字を何回も連続して書くのはあまり効率的ではありません。なぜなら、埋めることが目的になってしまい、頭に残らないからです。何種類かの漢字を1~3回ずつ書いて、何日か後にまた同じように繰り返し書く方が忘れずに覚えられます。1日で全部終わらせようとせず、あえて忘れる期間を作り、一度塗り、二度塗り、三度塗りのように回数を重ねて覚える方が効果的です。