中学生の勉強のハードル、抵抗感

①反抗期と重なり、親への反抗=勉強しない

自立への第1歩ですから、親として温かく見守ってあげる必要があります。

子どもの勉強の成績がよかろうと悪かろうと、

それは本来親には関係ないことです。

自分が成績が悪い子の親として見られるのが嫌、

親の見栄が多分にあったりします。

親のためではない自分のための勉強であること、

自分と親を切り離して考えられるようにしてあげましょう。

 

②「勉強する=ガリ勉、かっこわるい。勉強しない=かっこいい」の偏見

①と②が重なっている場合もあります。

勉強は生まれついた才能だけで、決まるものだと勘違いしています。

勉強は正しいやり方で努力すれば結果が出やすく、

才能だけではないことを教え諭してあげる必要があります。

また、友達や周りで勉強がわからない、

できないことからコンプレックス(劣等感)を抱いてしまっている子が、

その劣等感を克服するためにつくりだした物語(勉強してるやつはダサイ)

に乗っかってしまっている場合もあります。

その物語に乗っからないように、本当はこういうものなんだよと、

お手本を見せてあげる必要があります。

 

③周りの「勉強していない」を本気にして、やらない。みんなやってないから自分もやらない。

自我が未熟なために周りに同調してしまう。

あるいは、

自分が勉強しないことの正当化のために、

「勉強してない」という周りの人の嘘の情報

(本当の場合もあるかもしれない)を利用しています。

「みんながやらない」と「自分もやらない」の間に本当は論理的な関係はありません。

みんながやるときに自分がやりたくない時もあるし、

みんながやらなくても自分がやらなければいけない時もあるわけですから。

小学校高学年から中学校時代は、へ理屈を言い始める時期です。

へ理屈は、論理的に物事を考え始めている兆候で、よいことです。

その対処を間違えると、子どもにがっかりされたり、

大人に話しても無駄だと失望し、もう何も言わなくなったりします。

そのヘ理屈は一理あるかもしれませんが、

矛盾している部分は大人として論理的に

まっとうに教え諭してあげないといけません。

また、論理ではなく価値観や倫理観の問題は、

姿勢や態度で示してあげることが必要です。

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