小学生9・10歳の危機
9・10歳ごろから子どもの自己肯定感が低下していきます。
その理由は、子どもの成長段階にあります。
この時期の子どもは、親・先生から離れる準備をするために、
友達との関係が優先されてきます。
周囲を客観的に見られるようになることによって、
今まで絶対的な存在だった親の矛盾に気づき反発したりします。
友だちとは人間関係で悩んだり、
さまざまな優劣を感じるようになるからです。
だから、この時期の子どもに必要なのは、
「自己肯定感や自尊心を高めてあげることです」。
ポイントは、
①9・10歳の子は、なんでもやりたがるが、まだ経験やスキルが足りていないのでできません。
突き放さずに、やらせてみて本人が困っているときにサポートする。
②子どもが自分が苦手と思っていることを、「あなたは苦手よね」と決めつけたり、
「やっぱり」と評価を下したり、追い打ちをかけない。
本人の苦手意識がますます強化されます。
③結果だけ褒めると、結果が出ないときに本人が落ち込みやすいです。
結果より過程を見てあげて、いっしょに改善していく。
④親以外の大人にほめてもらう。
大人になっても、他人と自分を比べると自己肯定感は低いままです。
小さい頃からの刷り込みで、他人と比べる癖が抜けないという
大人の方もいらっしゃるかもしれません。
他人ではなく過去の自分と比べることで、自分の成長を実感して、
自分を肯定できます。
どんなに頑張っても上には上がいるので、
他人ではなく過去の自分と比べることをおすすめします。
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