子どもが勉強のやる気が出るきっかけ(その1)

子どもの行動は、親が指示してある程度コントロールできますが、感情はコントロールできません。

したがって、やる気スイッチは他人が押すことはできないので、最後は本人が押すしかありません。

確かに、中高校生ぐらいになると、親が勉強するように言ってもしなくなります。

しかし、統計によると、中高生になって自分から勉強する子は、小学校のときに親と将来の話をいっぱいした経験があるという特徴があるそうです。

親ができることは有限であるという事を知り、それに備えていきましょう。

①勉強を始めるための「儀式」をつくる

おやつを食べたら、手を洗ったら、など何でもいいのですが、これをしたら勉強の時間ということが習慣化されていれば、親が「勉強しなさい」と言わなくても、子どもが勝手に勉強をやり始めます。ただし、行動はすぐやりやすいですが、続けるのはむずかしいですから、習慣化するまで時間がかかります。

②やる気がある子の集団の中でやる気が「感染」する

塾だと基本的にはやる気のある子たちが来ています。一斉授業の場合、他の子たちの勉強の様子が見えるので、やる気のある子が集中して授業を受けている姿を見ると、やる気が感染して自分もがんばろうという気になり、切磋琢磨できます。ただし、本人が勉強したくない気持ちが強い場合は、抵抗力がはたらいて感染しづらいです。