子どもが勉強のやる気が出るきっかけ(その2)

③「こうなりたい」と思えるあこがれの存在が見つかる

先の将来の話とも重なりますが、「かっこいい!」、「素敵!」こんな大人になりたいと思えるものが見つかったら、その理想に向けて少しでも近づきたいと、何をしなければいけないのかを考えて、行動していくでしょう。将来の話とは、やりたいことや職業などに限らず、どんな人間的な魅力を持った人になりたいかということも含まれます。

④当たり前にできることを褒められる。

本人的には当たり前のことが、他の人にとっては当たり前でない時、褒められることがあります。自分では当たり前のことが、他の人に評価してもらったり、喜んでもらうことで自尊心が高まります。ありのままの自分を認めてもらえた、それが単純に他の人に役立つことがうれしい、それならもっとやってみようという気になります。

以上を踏まえて、やる気をだせ!といってもそれは無理なので、子どもがやる気を出しやすい環境づくりを心がけてあげるといいと思います。親のできないことを認識して、できないことに労力を費やすより、できることに集中して毎日を有意義に過ごせるといいですね。