小学4年生が、ターニングポイント。

オタマジャクシがカエルになるように、子どもも小4~小5の時期に大きく変わります。

物事を複雑に考えることができるようになり、親が言っていることは正しいことばかりではないと気付き始めます。しかし、経験値が少なく、考えも幼いので、親に無意味に反抗したり、悩みに答えが出せず、不安になったりします。

そんなときに、親はこれまでとは子どもに対する対応を変えていく必要があります。

また、小4から学習内容も抽象的な学習が出てきます。勉強嫌いの子が出てくるのもこの時期です。

これは、学習内容が難しくなるだけでなく、それまでに植え付けられた苦手意識(兄弟や他の子と比較される。厳しく叱られるなど)も原因です。ポジティブな声掛けを心がけたいです。

では、そんな状況で、勉強をたくさんやらせればいいかというと、…?です。

例えば、空間イメージを描く能力や抽象的な事を考える力は、ドリルで鍛えられるものではありません。

そこで、おすすめなのが、「外遊び」と「お手伝い」です。

「外遊び」で空間認識力や試行錯誤力、「お手伝い」で段取り力や予測力を身に着けることができます。

また、「その歴史を忘れた民族は滅ぶ。」と言われるように、親から子、子から孫へ、知識ではなく知恵の継承が本当は大切です。お手伝いを通して、人としての大切なことをたくさん伝えていけるといいですね。