四中学区、義務教育学校へ

全国的に少子化が進んでいます。

酒田市も

小学生 R4年4124人 → R10年3276人(15%減少)

中学生 R4年2398人 → R10年2030人(16%減少)

特に川南地区は、小学生27%、中学生21%減少します。

 

こうした背景から、

R11年に川南の6小学校(新堀、広野、浜中、黒森、十坂、宮野浦)を統合し、中学校と施設一体型の小中一貫校(義務教育学校)の設置が予定されています。

「義務教育学校」とは何か?というと、

小学校と中学校の区別のない、9年間を通じて一貫した義務教育課程に取り組む学校のことです。

県内でもH27年から新庄の明倫学園、萩野学園、戸沢村の戸沢学園などで義務教育学校が開校しています。

9年間を4年-3年―2年のように区切ったり、小学校での教科担任制を導入できたりします。

4中学区は、H10年度から小中一貫教育を推進する体制を独自に整えてきたり、

PTA協議会が組織され保護者や地域が一体となる取り組みが行われてきました。

 

個人的には、4中学区は昔は学校が荒れて、不良がいて治安が悪いイメージがありました。

地域の方や先生方の協力のおかげもあり、だんだん平穏になりましたが、

その背景には、小学校の間の距離が遠く、それぞれの小学校で独自の文化や人間関係があるので、

中学校ではじめて他の小学校の生徒と出会いその文化や人間関係の衝突がおこっていたことが大きかったように思います。

統合によってそれが解消されるのではないかと期待しています。