令和6年度酒田南高校2月入試解答解説【数学その4】

大問7

(1)

y=1/2x二乗に点Aのy座標であるy=2を代入

2=1/2x二乗

x=±2

x<0よりx=-2

よって点A(-2、2)

同様に、点Bのx座標であるx=3をy=1/2x二乗に代入

y=1/2×3二乗

y=9/2

よって点B(3、9/2)

y=ax+bは2点AとBを通るので、

この2点の座標を代入

2=-2a+b …①

9/2=3a+b …②

①②の連立方程式を解くと、

a=1/2

これを①に代入すると、

b=3

よって、1次関数はy=1/2x+3

(2)

△OABの面積をy軸を境目に2つに分けると、

△OAB=△OAC+△OBC

△OAC=OC×(点Aのx座標の長さ)×1/2

3×2×1/2=3

同様に、△OBC=OC×(点Bのx座標の長さ)×1/2

3×3×1/2=9/2

よって

△OAB=3+9/2=15/2

(3)

点Pのx座標1を、y=1/2x二乗に代入して、

y=1/2

よって、点P(1、1/2)

Qは直線APの切片なので、直線APの式を求める。

直線APは、点P(1、1/2)と点A(-2、2)を通るので、

y=ax+bにこの二点を代入すると、

-2a+b=2…①

a+b=1/2…②

①②の連立方程式を解くと、

a=-1/2、b=1

よって、点Q(0,1)

△ABPをCPでわけて、

△ACPと△BCPに分けると、

その面積比は、

△ACP:△BCP=AC:BC

ACとBCの長さの比は、点Aと点Bのx座標の長さの比に等しいので、

AC:BC=2:3=△ACP:△BCP

よって

△ACPは△ABPの2/5の面積となる。

同様に、

△ACPをCQで分けて、△ACQと△CQPに分ける。

△ACQ:△CQP=AQ:QP=点Aのx座標の長さ:点Pのx座標の長さ=2:1

より

△ACQは△ACPの2/3の面積になる。

よって

△ACQ=2/5×2/3×△ABP=4/15×△ABP

したがって、

△ACQ:△ABP=4:15

(4)

△OABの面積は△ABPの面積の3倍になるので、

△OABと△ABPは辺ABを共有する三角形なので、

面積比が高さの比と等しくなることを利用する。

△ABPの高さが1になるには、

切片2でABに平行な直線を引く。

この直線と①の交点が点Pとなる。

この直線は、y=1/2x+2…①であり、

y=1/2x二乗…②と連立方程式を解くと、

x=1±√17/2

x>0より

x=1+√17/2