南洲翁(西郷隆盛)遺訓

西郷隆盛は、庄内にゆかりのある人物です。

戊辰戦争で庄内藩は新政府軍に降伏しましたが、

西郷隆盛の寛大な処分に感銘を受け、

それ以来庄内藩は西郷隆盛と親交を深めました(徳の交わり)。

その縁で、庄内藩士が西郷隆盛の語録をまとめた「南洲翁遺訓」を発行したり、

西郷隆盛を祀る南洲神社が酒田市の飯盛山にあります。

 

西郷隆盛の偉大さ

①宿命を受けきった

西郷家の莫大な借金を返し続けた。

現代の空き家問題は、自分個人の損得・身体第一の現代人が

親の家の相続を拒否しているのが原因の一つです。

(個人の利益追求の結果、社会問題化した例の一つ)

こんな現代人には、宿命を受けきることはできません。

②器の大きさ

西南戦争では、

同郷の大親友である大久保利通に

最終的に裏切られた形になっても、

大久保を恨んだりせず、

すべてを背負って最後を遂げました。

 

西郷隆盛に少しでも近づけるよう

庄内の宝の一つである「南洲翁遺訓」を読みましょう。