愛すべき町酒田⑥ もう一つの酒田 松山

酒田市の南東部に位置する松山地域は、昔は庄内藩の支藩の「松山藩」の城下町でした。

鶴岡の「鶴」、酒田の亀ヶ崎の「亀」などにちなんで、縁起がいいということで「松」山と名付けたそうです。

松山藩は全国にいくつかあるので、それらと区別して「出羽松山藩」と呼ばれます。

明治維新でお城は取り壊されましたが、お城の大手門が今でも残っています。庄内藩の分藩で、小さい藩ながら文化を大事にする気風が残っています。630年以上の歴史をもつ総光寺も残っています。

教育にも熱心で、日本のレオナル・ド・ダビンチ、松森胤保や「三太郎の日記」の阿部次郎などの逸材を生んだ地域です。「三太郎の日記」とは、大正昭和期の青春のバイブルとして有名で、学生の必読書でした。ジャンルとしては、最近リバイバルしてベストセラーになった「君たちはどう生きるか」の戦前版とでもいうべき本でした。

松山スキー場のある眺海の森からは庄内平野を一望できます。眺海の森にある阿部次郎の石碑には、

「最上川

まさに海に入ろうとする最上川と

その周囲に発達せる平野は

鳥海山や月山の中央山脈の一塊を盟友として

幼に私の魂をその懐の中に育ててくれたのである」と刻まれています。

時代は変わっても、「自分はどう生きるのか?」という問いは変わりません。日々の学習とともに、本当の自分を大切にしていきたいですね。

 

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